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矯正の治療期間は短縮できる可能性がある

矯正治療は時間がかかる治療です。歯列に力をかけていき、徐々に歯を動かしていきますから、通常の治療でも2年程度、長くなれば5年程度かかることもあります。この治療期間の長さは多くの方にとって治療を躊躇させる原因ともなっています。しかし、さまざまな器具や治療方法によって、この治療期間を短縮できる可能性もあります。ただし、これらの方法は適応できない場合もありますし、効果は症状などによって変わってきます。

矯正治療で歯が動く原理

治療期間短縮の方法をご紹介する前に、矯正治療で歯が動く原理をかんたんにご説明しておきます。それがわかれば、治療期間短縮の理由もわかりやすくなると思います。

私たちの骨は、破壊と再生のサイクルを自然に繰り返しています。骨には破骨細胞(はこつさいぼう)というものがあって、古くなった骨を破壊、吸収して新しく骨をつくる骨再生が起こります。

このサイクルを利用して歯を動かしているのが、歯科矯正治療です。矯正治療では、ワイヤーやマウスピースにより歯に「矯正力」をかけています。この矯正力は歯から歯槽骨(しそうこつ:歯が生えている部分の骨)に伝わり、力の方向に炎症が発生します。

炎症は破骨細胞を活性化させて、骨を吸収して、新しい骨を再生させ、そのときに歯が動いていくのです。つまり、矯正治療では「骨再生」と「矯正力」が必要なわけです。

オーソパルス

まず、骨再生を利用して矯正治療の短縮が期待できるものが、オーソパルスです。この方法は医科の領域でも使用されています。この方法では、「フォトバイオモジュレーション」という光を照射します。

この光は出力の弱い遠赤外で、人間の生理的な作用に影響するとの報告があります。具体的には骨再生の過程を促進させる役割があると考えられているのです。原理的には大層なものと感じるかもしれませんが、具体的な使用方法は、自宅で出来るごくかんたんなものです。

装置はマウスピースのようなかたちをしていて、埋め込まれたLEDから光が照射されます。この装置を1日10分間ほど口にくわえて自動的に照射される光を浴びるだけです。もちろん、痛みなどもほぼありません。

矯正治療で使用されているものの多くは、カナダのバイオラックスリサーチ社によって開発された機器で、FDA(アメリカ食品医薬品局)で認証を受けた医療機器です。インビザラインとの相性がよいとされているのも特徴で、マウスピース交換の期間が短縮すると言われています。

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カリエール・モーション

カリエール・モーションは、矯正力を利用して、治療期間の短縮を図る器具です。マウスピース矯正のほか、ワイヤー矯正などにも使用されます。主に上顎前突(じょうがくぜんとつ:出っ歯)の治療に使用されます。

歯に直接装着して歯列を遠心方向(奥側)へ移動させていきます。通常、歯を延伸方向へと動かすには、時間がかかるか、インプラントを埋入してそこを起点として動かしていくアンカーポイント矯正などの方法をとることが多いです。

しかし、カリエール・モーションでは、効率的に大きな矯正力をかけられるため、インプラントなどの処置も必要とせず、比較的短期間で歯を動かせるといわれています。インビザラインの治療中でも装着できますので、ぜひ、相談をしてみてください。