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マウスピース型歯列矯正のインビザラインについて、よくある質問と回答をまとめています。
ワイヤー矯正は歯にワイヤーを装着し、矯正対象の歯に強い力をかけるため、支柱となる周辺の歯への負担が増大しやすくなります。
一方のインビザラインは最初に歯の動きを全てシミュレーションし、そのデータをもとに作製した複数のマウスピースを使い分けることで、歯全体へ力を分散させながら、目標へ必要最小限の力をかけて矯正していきます。そのため、歯へのダメージが少なくない点が特徴です。また、マウスピースは薄く透明で審美性に優れており、装着していても周囲から気づかれにくいというメリットがあります。
インビザラインの費用は、歯並びの程度や条件によって異なりますが、一般的には都内でおよそ75万~110万円程度とされています。
ただし、定期検診によって矯正の様子を確認したり、オーラルケアを行ったりする場合、その都度、検査料や調整料といった費用がかかることもあるため、注意してください。
矯正期間は歯並びの程度や、歯を動かす量などによって異なります。そのため、半年程度で終わる人がいれば、2年半くらいかかる人もいるでしょう。
ただし、原則としてインビザラインではマウスピースを1日に最低20時間以上装着することが必要であり、装着していない時間が増えれば、必然的に矯正期間も長引いてしまいます。
インビザラインは矯正期間の最初から最後までシミュレーションを行うため、成長による変化が著しい子供では、少なくとも永久歯に生え替わって落ち着くまでは矯正を行うことができません。
インビザラインのメリットの1つが、マウスピースを自由に脱着できるということです、そのため、食事中や歯みがき、入浴などの際は一時的に取り外すことが可能です。ただし、それ以外の時は常時装着が基本であり、睡眠中も装着しておくようにしましょう。
インビザラインはワイヤー矯正に比べると痛みが少ないとされていますが、個人差も大きく、中には強い痛みを感じる人もいます。
インビザラインに限らず、歯列矯正では必ず歯が元の位置へ動こうとする「後戻り」が生じます。そのため、インビザライン終了後も保定装置(リテーナー)を装着して、後戻りを予防することが必要です。
インビザラインは基本的に全ての歯に対して使用可能とされていますが、歯並びや骨格の状態によっては、充分な治療効果を得ることが難しくなるでしょう。
歯が移動するためのスペースが全くない場合、矯正開始前に歯を削ったり抜歯したりすることが必要なケースもあります。また、骨格異常がある場合、外科手術と並行した治療が必要になることもあるでしょう。
その他、インビザラインを開始する前はきちんと虫歯や歯周病治療を行い、矯正中もオーラルケアを徹底することが重要です。
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