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インビザラインの後戻りとリテーナー(保定装置)

ここでは、インビザラインによる矯正期間を終えてからの、歯の後戻りリスクと、後戻りを予防するリテーナー(保定装置)について詳しくまとめています。

矯正治療の後戻りとは?

矯正治療と後戻り

インビザラインやブラケットなどによって歯並びを矯正した場合、無事に矯正が完了したとしても、歯根を支えている部分はまだ不安定な状態であり、そのままでは歯が元の状態に移動して歯並びが悪くなる「後戻り」のリスクが生じます。

後戻りの原因は?

後戻りが起こる理由としては、歯根周辺の歯茎や組織が不安定な状態であることに加えて、日常的な食事や呼吸、発声などに関わる筋肉の影響も重要です。また、舌癖や生活習慣などによる歯への負荷も、原因の1つとして考えられるでしょう。

インビザラインでも後戻りは起こる?

インビザラインは様々な不正咬合に対して矯正効果を期待できる治療法ですが、後戻りのリスクはワイヤー矯正やインビザライン、あごへの外科手術といった種類に関係なく、あらゆる矯正治療において発生します。

そのため、矯正治療後は必ず後戻り予防を実施しなければなりません。また、特に下前歯は後戻りが起こりやすいといわれており、矯正部位に応じた積極的な予防対策が不可欠です。

もしも後戻りを適切に予防しなかった場合、いつまで経っても歯並びが安定せず、人によっては再矯正が必要になって、結果的に矯正期間がどんどん長引いてしまうこともあるでしょう。

後戻りを防ぐために必要なもの

歯並びを強力に動かして矯正する時と異なり、後戻り予防ではそこまで歯へ負荷をかける必要がありません。そこで、矯正中に使用していた装置とは別に、第二の矯正装置として専用の保定装置(リテーナー)を使用することが一般的です。

インビザライン矯正後のリテーナーとは?

リテーナー(保定装置)とは?

リテーナーは、矯正後の後取りを予防するために、歯へ矯正期間中よりも弱い力をかけて歯の位置を適切に固定したり、微調整を行ったりするための保定装置です。 リテーナーには大きく3種類があり、それぞれに特徴があります。

固定式リテーナー

歯の裏側に細いワイヤーやブラケットを装着して、歯の位置を固定し続けるリテーナーです。

ワイヤー矯正と同様に、固定式リテーナーでは自由に装置を取り外すことができません。また、ワイヤー装着部分に汚れがたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクを上昇させるというデメリットもあります。

ただし、歯科的には最もコントロールしやすい保定方法であり、後戻り予防の効果は最も高いといえるでしょう。

取り外し式リテーナー(着脱式リテーナー)

「ホーレーリテーナー」や「ベッグリテーナー」という名前で知られる、着脱可能なリテーナーが存在します。

これらは固定式リテーナーとマウスピースの特徴を合わせたようなもので、ワイヤーが組み込まれたプラスチック製の保定装置を必要な歯へ装着して使用します。歯の上部が開放されているため、かみ合わせた時の違和感が減少する点も特徴です。

また、食事や歯みがきの時に取り外せるため、固定式よりもストレスが少なく、オーラルケアも行いやすい反面、患者自身がきちんと装着を行わなければ保定効果が得られないという点がデメリットです。また、衝撃によって変形するリスクもあります。

クリアリテーナー

取り外し式リテーナーから、さらにワイヤーを取り除いて審美性や着け心地を高めた、マウスピース式のリテーナーです。色が透明で厚みも薄く、インビザラインの延長のように使用することが可能です。

ただし、クリアリテーナーにおいてもまた、患者が積極的に保定へ取り組むことが欠かせません。

リテーナーの使用期間は人によって異なる

リテーナーが必要な期間とは、歯の状態が安定して、周辺組織がしっかり歯を支えられるようになるまでです。そのため保定期間は人によって異なり、短い人では1年ほど、長ければ3年以上の保定が必要なこともあるでしょう。

一般的には、個人差があるものの、期間の目安は矯正期間と同程度とされています。ただし、患者によってはさらに長期間の保定が必要になる可能性もあります。

リテーナーを使用する際の注意点

矯正直後は原則的に24時間保定

矯正して間もない頃は歯の状態が特に不安定なため、原則的に常時リテーナーを使用しなければなりません。着脱式の場合も、取り外しは必要最小限の時間にとどめて、就寝中も装着しておくことが必要です。

リテーナーが合わない場合

リテーナーが適切に調整されていなかったり、使用を怠って後戻りが進んでしまったりすると、リテーナーが歯列に合わず、痛みや違和感が生じやすくなります。

また、歯列に合っていないリテーナーでは保定効果が減少するため、不具合を感じた場合は速やかに歯科医へ相談するようにしてください。